ブルー・オーシャン戦略

pioneern2005-08-09

ブルーオーシャンとは、他に競合のない独占市場の
ことを指して言っています。
それ以外の競合のある市場のことを
血みどろの海=レッドオーシャンと言っています。


これまでもマーケティング関連の本では
競争について書かれている本が多く出ていました。
マイケル・ポーター氏の『競争優位の戦略』をはじめとして
いかにして競争に勝つかを説いた本が主流でした。


しかし、この本は完全に競争を否定して
いかにして独自の市場を作り上げるかを説明しています。
これまでにも、何冊かこういった本を読みましたが
ほとんどの本は、この本ほど具体的ではなく
抽象的な理論で終わっていたように思います。
この本では、いろいろなビジネスを分析しながら
どうすれば、競争のない独自の市場を作り出せるのかについて
研究した結果を的確に簡潔にまとめてあります。


ナンバー1ではなく、オンリー1なんて言葉は
少し前から日本でも使われていますが、標語だけで
この本のようにビジネス戦略として、体系立てて
きちんと考えられていることは、ほとんどありません。


この手の本にしては珍しく薄い本に仕上がっているので
忙しい人でも読めるのではないでしょうか?