世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

pioneern2004-11-19

もうここまで来たら、とことん村上春樹氏の小説を
紹介することに勝手に腹をくくりました。
といっても、紹介したいものはあとわずかなのですが……。


この小説は、氏の小説の中でも自分が一番お気に入りの小説です。
この小説を読んで、氏が自分の好きな作家ナンバー1になってから
不動の地位を今でもしっかりと守っています。
そして、氏の小説の中で、この小説がお気に入りナンバー1で
あることも、今でも変わっていません。


とにかく、初めてこの小説を読んだ時には
まだ、若かったこともあって、スタイルの斬新さに驚き
物語の進行にハラハラし、登場人物の魅力に魅せられ
小説を読んでいるのに、まるでジェットコースターに乗せられたように感じたものです。


とにかく、この小説の世界観には引きこまれてしまいます。
初めて読んだときは、ラストに近づくにつれて
読み終わってしまう寂しさを先に感じるほどでした。
とにかく、小説好きな方には一度は絶対に読んで欲しい小説です。


   『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)