国境の南、太陽の西

pioneern2004-10-27

またまたまたまた、村上春樹氏です。
一体、どれだけ読むねん! と突っ込まないでください。
本当にはまっています。心ゆくまではまろうと思ってます。


それにしても、村上春樹氏の小説に出てくる人って
本当にお金に困ってない人ばっかりですね。
まあ、そんな現実的なことに困っていては、主人公が村上ワールドを
さまよってる場合じゃないですもんね。


今回の主人公はハジメさんという平凡な名前の男性なのですが
37歳という設定なので、今まで紹介した小説の中では
一番、年をとっている主人公です。
物語自体も非常に現実的な部分の割合が多く
これまでのものに比べて、現実世界寄りの物語です。
でも、やっぱり面白かったです。
おそらく、主人公と同じような思いを抱えている人って
他にも多くいるような気がします。
それだけに共感しやすい作品でもあると思います。