回転木馬のデッド・ヒート

pioneern2004-10-26

またまた出ました。村上春樹作品です。
本当にかなり最近はまっています。
この作品は小説ではなく、短編集になっています。
それも小説ではないというのは、
もともと世に出すつもりはなかったけれども
実際に村上春樹氏が聞いた話の中で
何かどこかでつながっていて、語ってほしいと
訴えかけてくる8つの短編の寄集めだからです。


それぞれに特徴のある話で印象的なのですが
その中でも「嘔吐1979」と「野球場」が特に印象的でした。
とにかく、それ以外も村上ワールドが全開ですので
興味のある方は、一度読んでみてください。


短編集も小説とはまた別のテイストと読後の感覚があって
独特な雰囲気があるんだなと楽しませてもらうことができました。