全員反対!だから売れる

pioneern2004-09-09

NHKで放送されている「プロジェクトX」のような本です。
これまでに流通したヒット商品が実際に売り出されて
ヒットするまでの過程で、発案者がいかに苦労して
発売までこぎ着けたのかというエピソードが9つ入っています。
タイトル通り、どれもこれも始めは
全く社内で相手にされず、商品化されるなんて
誰も思っていなかったものばかりです。
もちろん、ヒットするなんてとんでもないという感じです。
しかし、アイデアを出したそれぞれのエピソードの主人公は
信念を持って、社内を説得し失敗にもめげず
開発中止命令などの苦境も乗り越え
その信念を市場に発信するべく奮闘します。
そうすると不思議とどこからか仲間ができ
問題を解決するヒントが湧きあがってくるのです。
そうして、発売されてヒットにつながる……。
もちろん始めからバカ売れ! というものばかりではありませんが
そこも、どうにかして突破していきます。
このパワーを感じるだけでも、この本を読む価値はあると思いますが
やはり、信念のパワーというのは、すごいものなのだと思わされます。
でも、どの主人公達も始めから
絶対に成功すると確信していたわけじゃないし
全ての問題を解決する情熱を持っていたわけでもありません。
問題が、情熱にエネルギーを注ぐ燃料となって、成功する確信を強めていったのです。
まず、信念を持ち、問題を解決することで信念を明確にし自信を確信に変える……。
そんなパワーをこの本からもらうことができました。