反ブランド講座

pioneern2004-08-24

後藤芳徳さんは自分が勝手に尊敬している方の一人です。
今までは、恋愛の中の男と女をテーマとした本が多かったのですが
おそらく、はじめての本格的なビジネス書になると思います。
これまでの本にも、商売の現場で使えることが多かったのですが
今回は、ひねる必要なく商売に使えることばかりです。
ブランドというものに関して、いかに小さな立場の人や会社が
大きな会社(メガブランド)に対抗していくかという
考え方や実例が数多く示されています。(プチブランド→反ブランド)
よく、ビジネス書に出てくる、分かっているようで分かっていない言葉や概念を
この本では本当に分かりやすい言葉で話し、分かりやすい定義付けをしていきます。
それは、現場での経験から裏打ちされて、本当に効果を上げたと
後藤さんが確認できたものを更に分かり易く人に伝えるという
フィルターを通して出てきたものなのだと思います。
おそらく、現場でも同じ話をされているような気がします。
それほど、文章に深みを感じてしまいます。
それだけに、いつもよりも時間をかけて読み進めましたし、頭も使いました。
この本は多くの人に読んで欲しいと思うので、いつも以上に中身を書きませんが、いい本ですよ。
是非、買って読んでみてください。