お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!

pioneern2004-08-23

この前のお盆休みに、広島県にいる両親の実家へ毎年恒例のお墓参りに行って来ました。
その時に、母方の祖母が
「最近になって、ようやく砂糖を買うようになったんよ」と言うのです。
始めは何のことか、さっぱり意味が分かりませんでしたが
よく聞いてみると、亡くなった祖父の知り合いや
お世話をした人達からの贈り物で、いろいろなものをもらえるので
今まで、そういったものの買い物をする必要がなかったということだったのです。
祖父が亡くなって、すでに6年が経ちます。
思い出してみると、自分が小さかった時に、祖父の家にはいつも何か贈り物がたくさんあったように思います。
お中元やお歳暮の時期になると部屋が一つ、贈り物で一杯になっていました。
それくらい、ものすごく多くの人との縁があったのでしょう。
それも、自分が死んでからも続くような濃い縁が……。

この本を読んで、すぐにこの話を思い出しました。
自分も死ぬ時には、多くの人に送り出して欲しいと思っています。
著者のような豪快な人生ではありませんが、コツコツいろいろな人との
出会いを積み重ねて、その出会いを大切に育てていきたいと思います。

この本自体はハウツーやノウハウ本ではなく、
著者の実体験を著者のキャラクターを前面に押し出しているので
著者の人柄をとても身近に感じる事ができる本でした。
いくつかのエピソードで笑い、そしていくつかのエピソードで泣けました。
そして、読み終わった時には元気になれる本です。
必ず、リビングカフェクロフネに行ってみたくもなりますよ。
http://www.kurofunet.com/index.html ←お店のホームページ
あ〜面白かった。