「Sカーブ」が不確実性を克服する―物理学で解く2000年の経営

pioneern2004-07-27

だいぶ前に読んだ本なのですが、はじめは
物理学者が経営に関する研究をする事自体が新しい切り口だと思っていました。
その物理学者が景気の流れを四季に置換えて考えてみることができる
なんて言いだすとは、思いもつかない話で、とても興味深く読んだのを覚えています。
神田昌典先生もSカーブのことは、よく話題にされていて
Sカーブという言葉自体は有名なのかもしれません。
このSカーブを企業の成長だけでなく、テクノロジーの進歩や
果てはモーツァルトヒッチコックの生涯にまで広げて応用して考えいます。
また、最終章は2000年以降の企業経営についてのQ&Aになっています。
帯には2つの予測が書かれています。
アメリカ経済はインフレ率が上昇するが、最高になるのは2002年以降になる。
②2004年までは商品は売り。2011年までは株式は売り、金は買い。
これも当たるかどうか確認しながら読むと面白いと思います。