限界を突破する「学ぶ技術」

pioneern2005-02-22

この本は著者の提唱するアクティブラーニングという
学ぶ技術が企業や大学院にも取り入れられているというのを見て
ものすごく興味を持って読みました。
それまで、失礼ながら著者のお名前も知らなかったので
どうなのかな? と思って読みましたが
かなり面白い内容で、とてもお薦めできる本です。


“教える”や“話す”といった伝える側、
いわゆる教師側のスキルについてはいろいろな本が出ています。
しかし、“学ぶ”側のスキルについての本は
圧倒的に少ないように思います。


学ぶ上で今まで無意識に行っていたことを
意識下に持ってきて、一つ一つの行動を分析し
その行動を起こす感情、その感情を起こす源になる
思考レベルにまで落とし込んで
それらの力をアップさせる方法について詳しく解説しています。


思考力→感情→行動力→自分力→対人力→組織力
という順番で書かれているのですが
徐々に自分の奥底に向かっていきながら
それに連れて、他人との係わり合いが重要になっていくという
なかなか深い進行になっているように思いました。


とりあえず、読書好き、学ぶ意欲が高い方には
是非とも読んで欲しい本です。
自分が大学生の時に、この本に出会っていたら
人生が変わったかもしれないと思える本でした。