超人気キラーブランドの始まりは、路地裏の小さなお店から・・・

pioneern2004-10-30

東海地区では有名なメガネを売っている「モンキーフリップ」
という会社の社長が書かれた本です。
会社の立ち上げから今日に至るまでに経験された失敗や成功を
隠すことなく語りながら、小さくて無名の会社でも、
ブランドになりえるということを実証しています。


そういった経緯を含めて、実際にモンキーフリップが
ブランドにしていくプロセスとノウハウが学べるようになっています。
特に、この本が面白いなと思ったのは
失敗や思い違いをされていたという実例も書かれている点です。
おそらく、振り返ると笑い話にできる余裕があるのだと思いますが
当時は悲壮だったのではないかと思います。
実際、著者はうつ病にもなって薬を処方されながら働かれていたそうですから……。
しかし、そういったエピソードが余計に親近感を抱かせてくれて
益々、引き込まれて読みやすくなっているように思います。


コアプロダクトやホールプロダクトの作り方も
もちろん参考になるですが、
それよりも読み終えた時に熱いものを感じることができる本です。
最近、ブランド関係の本が流行りですが
ちょっと違う観点から書かれたこの本も是非読んでみて下さい。
きっと深い学びが得られると思います。