ケンカ哲学

pioneern2004-10-23

糸山英太郎氏については、この本で初めて知りました。
資産の額もはんぱじゃないですが、やってこられたことは
本当に目を見張るばかりの内容ですし、驚かされっぱなしでした。
本当に豪快で真っ直ぐな人柄が、この本からも溢れ出ていました。
本のタイトル通り、まさに著者の人生におけるケンカ歴を
赤裸々に語っているのですが、ケンカの理由や原因が
本当に分かりやすくて、筋が通っているので、全部勝ってしまうのです。


どのケンカも本当に豪快で痛快なのですが
糸山氏が政治の世界でケンカをした話やJALの話などで見せる
したたかな準備や人との関係作りには、学ぶべきものが多いと思います。


また、糸山氏の言うケンカ哲学十訓
一、 ケンカは最大のコミュニケーションである
一、 ケンカは誰とするかにこだわれ
一、 負け犬になるな。若い頃に売られたケンカは全部買え!
一、 大義名分の立たないケンカはクズだ
一、 情報こそは最大の武器
一、 ふっかけろ! ムチャを言え!
一、 お返しと仕返しはお早めに!
一、 最後は「寸止め」。相手を生かしてやれ!
一、 「執念」は最後まで失うな
一、 相手にケンカをさせないのも、ケンカの技術
これは本当に学びになりました。
この部分を読むだけでも充分価値のある本でした。
是非ともご一読をお薦めします。