消費者に無視されないアンダー・ザ・レーダー型広告手法

pioneern2004-09-06

この本は広告屋が実際に広告を作ってきて
本当に効果の上がる広告とは、こうやって作るんだ!
という気概を真正面から表現した本です。
ただ、広告表現だけを扱った本ではなく
広告戦略を全体的に構築するところまでをあつかっているので
なかなか硬派な本だと思います。


著者はカーシェンバウム・ボンド&パートナーズという
広告会社の創業者とクリエイターです。
序盤はその会社についての記述が多く、いかに成功してきたかという
部分がメインになっています。
しかし、中盤からは、その成功の要因分析や戦略構築や
マーケティング戦略の柔軟な方向転換などについて
実例を織り交ぜながら、解説しています。


このタイトルは、消費者が売り込みだと感じた途端に
広告を好意的に受け止めなくなるというところから来ています。
そもそも、なぜ売り込みは嫌われるのでしょうか?
その元となる感情は 恐怖? 不安? 煩わしさ?
こういったことを潜り抜けて、消費者にメッセージを
届ける方法がいろいろと書いていますので
広告を作っている人には是非とも読んで欲しいと思います。