マイ・ゴール―これだっ!という「自分の目標」を見つける本

pioneern2004-08-19

またまた成功法則本の登場です。
この本は、かなり前に一度読んでいたのですが
あらためて読んでみて、多くの気付きを与えてくれる本でした。
というのも、目標設定が成功する上で重要だということは
もう、当たり前中の当たり前ですよね。
しかし、その目標を設定するに当たって、設定した目標が本当に自分の目標として
ふさわしいのかどうか、また、その目標に自分がふさわしいのかどうか
非常に迷う事だと思うし、それは自分以外誰もわからないことですよね。


この本では、成功法則の中でも目標設定に重点を置いて
本当に達成したいと心の奥底から思える目標を設定するための視点を与えてくれます。
20世紀型の成功法則とは、自分が理想とする生活や人物を思い描いて
その目標に向かって、ひたすらポジティブシンキングで突き進むというものでした。
しかし、この本で言う21世紀型の成功法則とは、本当の自分をしっかりと見据えて
本当の自分が求める目標を見つければ、自然とその目標に突き進むことができるというものです。


一見、安易に見えるかもしれませんが、本当に自分をしっかり見据えるということは
なかなか大変なことだと思います。特に少しでも成功している人にとっては
今までの成果を否定するように見えるかもしれません。
しかし、原点に立ち返って自分の歴史を見つめるという作業は
この本を読むにしても読まないにしても、やってみる価値はあると思います。
そうすることで、自分という一人の人間を深く理解する事ができれば
今後の人生の方向性が見えてくるような気がします。


未来の目標を定める上で、今までの自分のスタンスを確認していないと、
座標軸が定まっていないので、歪んだ見方になってしまうのではないでしょうか?
始めにたった角度が1度違うだけで、東京から出発したらロンドンにつくかパリにつくかという違いができるそうです。
ですから、ゴールを意識しながら、原点を見つめ直す意味でこの本を読んでみてはいかがでしょうか?