齋藤孝のアイデア革命

pioneern2004-08-02

イデア発想について書いている本って大まかに分けると
右脳を活性化して閃きを得やすくする方法と
この本のように論理的に考えていく方法の2つのパターンがあります。
大概、この本のタイプには書いてあることが同じで、3冊も読めば充分な場合が多いと思います。
それは、出てくるキーワードが同じだからで「広げる」「縮める」「逆さにする」「なかったことにする」など……
こういったキーワードに関して、出ている具体例が違うだけに思える場合も少なくありません。
でも、この本はまず、キーワードが今までの本と違います。
また、これは好き嫌いがあるとは思いますが、著者の齊藤先生の語り口が
優しく、やる気を起こしてくれる言い方なので、スっと入ってくる感じがしました。
キーワードからの発想だけでなく、ヒットした具体例の方からパターンを作って
考えていく方向でも多くの話が展開されています。
その具体例が、日本の事例ばかりなので、感覚的に掴みやすく
自分でも読みながら、何があるだろうと楽しみながら考えて読み進める事ができます。
この具体例をそのまま会社やチームに持ち込んで、ブレインストーミングすれば
発想力を鍛えるいい機会を演出できると思います。
是非、買って読むだけでなく活用していきたい本です。