仕事のための12の基礎力〜「キャリア」と「能力」の育て方〜

pioneern2004-07-24

この変化の速い時代にキャリアを築いていくということは
自分の人生を守り、自分の人生を生きるためにとても重要な要素だと思います。
何も考えなくても時間は過ぎてキャリアは積み上げられていきます。
「何もしなかった」というキャリアが……。
そこで、具体的にどういう能力を伸ばせば良いのかということを、この本では解説しています。
12のスキルを「対人」「対課題」「対自己」に分類して、それぞれの能力を
どれくらいの年齢までに身につけるべきか、またどうすれば身につくのかという内容です。
どのスキルの非常に重要だとは思いますが、やはり最後の章に書かれていた
自己概念を明確にするという部分が非常に重要なポイントになるのでしょう。
自分の自己概念がしっかりしていなければ、常に周りの人や事象に振り回されてしまいます。
野球で言うとスタンスがフラフラ動きながら、バットを振っているようなものなので
ボールが当たっても、どこに飛ぶか自分ですら分からない状態になってしまいます。
そこで、自己概念をはっきりさせるにはどうすればよ良いかというと
①自分の強みと弱みを問う
②自分の目標を明確にする
③自分の価値観を明確にする
この3点だそうです。そして、これを繰り返し考え続ける事で自己概念が強固なものになっていきます。
著者も最後に「継続は力なり」と書いていましたが、
これは自分も好きな言葉なので。この本に対する共感レベルが一気に上がりました。
しかし、同時に強固になった自己概念をいつでも変えられる柔軟性も必要でしょう。
特に自分と同じ30代のビジネスマンなら一度読んで、
自分のスキルの強みと弱みを明確にしてみてはどうでしょうか?