エスキモーが氷を売る!

pioneern2004-03-27

商品やサービスの質が高くなくてもマーケティング戦略
よければものは売れるということを教えてくれる本だった。
著者は当時かなり弱かったニュージャージーネッツというバスケットボールチームの
マーケティングディレクターを任されておりチケットをどうやって売るかという課題に取り組んでいく。
しかし、常識で考えると自社の商品を良くすることを考えると思うが
組み合わせや抱き合わせで自社の商品ではなく、お客にとっての商品の魅力を上げることでドンドン売り上げを上げていく。
その視点や考え方には驚かされたしヒントが満載の本だった。
まさにエスキモーに冷蔵庫を売る際に「食べ物を冷やす」機械としてではなく
「食べ物が凍らない」機械として売るという今まででは
全く考えもつかない視点での考え方を教えてくれる本だった。とにかく痛快なので是非読んでみて欲しい。

続編の「エスキモーが氷を買うとき―奇跡のマーケティング」も出版されているが、まずはこちらを読むべきだろう。