団塊ジュニア1400万人がコア市場になる!

pioneern2004-07-14

この本を読んで自分が、著者の言うどの世代にあてはまるかを知って
その世代の分析を読んで、モロに当てはまっていたので笑ってしまいました。
ちなみに自分は第2次ベビーブーム世代で著者の言うところのニセ団塊ジュニア世代です。
よく、人口構成はその国の未来を予測するに当たって、一番分かりやすいものだと言われています。
しかし、当然ながら国によって政治的、文化的な背景が違います。
そうした背景から日本での世代構成やその世代毎の消費マインドについて
本当に見事に分かりやすく書いてあって、とても参考になりました。
数の多い世代が消費のトレンドを作り出すのではないという部分や
時間のある人が消費トレンドを作り出すところ
地方が消費の中心になっているという事実もデータを出されると納得させられますね。

また、その分析から今後のマーケティングのポイントを
「ミネラルウォーター哲学」「コンシェルジュ」「新生活必需品」という
3つのキーワードで説明し、3つに共通するコンセプトとして「ケア」という言葉が出てきます。
自分も何となく、感覚的には掴んでいたかもしれないことを、見事に体系的に学べる本だった。
また、ビジネスチャンスやアイデアも満載だったので
できれば、多くの人に読んで欲しくない本ですね。
これを知っているだけで新しい発想が出てくるかもしれません。